「明日は早起きしなければならない」
そんな時、みなさんはどうしていますか?
朝に何か特別な予定がある時は
一体、何時に寝れば最適なのでしょうか?
例えば、夜の12時にいつも寝る人は
寝る時間を1時間早くして明日に備えようとすると思います。
そうすれば、寝る時間は変えることなく何も問題ないように思えますが
実は、これはあまり得策ではないのです。
人が眠くなるメカニズムとして
睡眠圧というものがあります。
人間は16時間くらいぶっ通しで起き続けられますが
起きたら起きただけ睡眠圧が蓄積していきます。
寝る直前が最も睡眠圧が大きいですが
寝れば解消されていきます。
寝る時間が迫るにつれて、睡眠圧が大きくなると思われがちですが
寝る前の2時間というのは、実は眠くならないようになっているのです。
科学的にはあまり解明されていませんが、
寝る前の2時間は睡眠圧は溜まっているが
覚醒状態にあると言うことがわかっています。
おそらく、そのまま眠くなってしまうと
寝るまでの準備が出来なくなったりするため、
寝る前の1クッションとして眠れないようになっているようです。
そして、いつも寝る前の2時間のうちに
就寝してしまうとどうなるのかというと、
覚醒状態にあるわけなので、なかなか眠れなくなるというわけです。
解決策は2つあります。
1つは、例え早起きしなければならない時でも
いつもの寝る時間に合わせて寝る事です。
睡眠の質というのは、以前の記事でもご紹介しましたが
最初の90分がいかに深い眠りかというのにかかっています。
この最初の90分を崩さないほうが
睡眠の質が保たれるため、
例え寝る時間を削ってしまっても
寝る時間を早くしたほうが睡眠の質は下がってしまい
かえって良くないのです。
眠れなくて布団の中で意識のあるままずーっといるよりも
定時に寝て、睡眠の質を高めることに意識を向けましょう。
2つ目は
ご飯やお風呂などの行動を1時間前倒しすることです。
特に、お風呂の時間は気をつけた方が良いです。
お風呂は睡眠にとって非常に良いものとされています。
睡眠と体温の関係は密接な関係があります。
1時間早く寝たいのであれば
お風呂の時間を1時間早めることで
体もそれに合わせて寝ようとします。
早起きしたい時などは
寝る時間にこだわりましょう。
睡眠の質は最初の90分が肝心ですので
それを基準にどういう睡眠を取ればいいのか考える方が良いのです。
策としては、
・寝る時間を変えずにそのまま寝る
・寝る前の行動、特にお風呂の時間を前倒しする
という2つがあります。
これからは迷わずに、どちらかの策を取って
最高の睡眠をできるようにしましょう。
Ssss