「宿題もうやっちゃったー」
「テストまだ帰ってきてなーい」
「せんせー、宿題持ってくるの忘れましたー」
のように、長い人生の中で1回や2回、嘘をついたことがあると思います。
宿題はもうやったといわれて実際は全くやってなくて大喧嘩なんていう家庭も少なからずあるかと思います。
では、嘘をつく人はどんな行動をとりやすいのか書いていこうと思います。
一般的に、特殊な訓練を受けていない限りはうそを見抜くことは難しいです。
確率で言うと54%の割合でしか嘘を見抜くことができません。
コイントスと同じくらいの確率で一般的には見抜けないのだそうです。
完璧に見抜くのはほぼ運ということになります。
よく、嘘をついているときは
唇を触る、とか視線を逸らすなど思うかもしれないですが
実際はもっと違うところを見てみると嘘を見抜くことができるのです。
嘘をつくと、説得と回避行動が増えます。
では、この説得と回避は具体的にどういうことなのかを説明していきます。
嘘をついていると、普段はそんなに説明しないのに聞いてもいない付属の情報をたくさん話すようになります。
例えば、「テスト帰ってきた?」と質問した時に
「まだだよ」と、返事をするだけでなく
「今日は朝学校に行ってホームルーム終わったら国語の授業が始まったんだけどその日は授業しただけでテスト返されなくて、それであと先生がなんか忙しいらしくて来週になるみたいなこといってた」など、すごく極端な例ですがこのような感じです。
(子供と大人では嘘のつき方など違うと思うのですが、今回はわかりやすくこのような設定で例を出しました。)
要は、話が細かくなってしまうということです。
「実はさ」とか「これウソみたいな話なんだけどさ」
などの前置きが多くなる傾向があります。
前置きをすることによって自分を安心させる効果があります。
そして、前置きを言っている最中に言い訳を考えている可能性があります。
「めっちゃ楽しい」「すごいうれしい」などの言葉も多くなります。
不思議なことに嘘をつくときはポジティブな言葉を使って
テンションでその場をやり過ごそうとすることがあります。
これは説得術に似ています。
嘘をついている人も、つきたくてついているわけではありません。
できればつきたくないわけです。
しかし、嘘をつかなければならない状況に陥った時それから逃れたくなります。
その責任から逃れようとします。
「~かも」「~だろう」などのあいまいな表現が多くなります。
嘘をつくときは、自分の頭で考えて情景を思い浮かべたりします。
その時に、自分視点ではなく俯瞰して思い描くことが多いのです。
まるで、他人事かのように思ってしまうのです。
1歩引いた立場で、嘘を作ってしまいます。
自分視点が少なくなる分、「私は~・僕は~」の言い回しが少なくなります。
メールやラインでも、1人称が少なくなっていたら怪しいと判断する目安になります。
話が長くて、ポジティブな言葉を乱用し、前置きがたくさんあり、1人称が少なくなっていると嘘ついている可能性があるのではないかという判断材料になります
あくまでも参考程度です。
では、どのように見抜けばいいのかというと
その嘘を逆の時系列から確認していくのです。
例えば、冷蔵庫にあったプリンを食べてないという嘘を見抜くために
今日何していたのかを聞き
「今日は、~ちゃんと公園で遊んでいて、帰ってからはすこし勉強してからご飯食べてお風呂入ってそのあとはゲームして~」
のようなストーリーを話されたら、はじめは一緒に楽しく話を聞きます。
聞く姿勢を出すことによって信じていると思わせると嘘をついている人はどんどん安心していき、どんどん話してくれます。
そして、最後まで聞いたら今度。は逆の時系列から一つ一つ確認していくのです。
もう話し切ってしまったら、これで安心だと思って自分で作った嘘を忘れてしまいやすくなります。
そこで質問を繰り返し、矛盾していることが出てくればそこからぼろが出ます。
子供との会話よりも大人同士のほうがこの嘘を見抜く手段は効果的に使えると思います。
Ssss