聞いたことある人も多いんじゃないかと思います。
人はどのように忘れていくのかというものですね。
少し付け足しておくと、
エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。
というものです。
人間は、生きるために忘れる機能を備えています。
その忘れるタイミングや割合を表したものがこれです。
単にこれは、意味を持たないアルファベットを覚えたときの話なのです。
もしこれが、意味を持つ言葉だったとしたら
実験結果は大きくかわってくるのではないかと思います。
例えば、
H,He,Li,Be,B,C,N,O,F,Ne・・・・
などの理科の原子記号をそのまま覚えようとしても、なかなか覚えられないと
思いますが、
「水兵リーベ僕の船・・・・」
のように覚えたことのある人は多いと思います。
語呂合わせにすると定着しやすくて忘れにくいです。
学生時代からだいぶ時間がたった今でも
覚えていたりすることもあります。
このように、覚え方を工夫すれば
人は忘れることなくちゃんと覚えているのです。
すごく便利な機能と言えると思います。
しかし、語呂合わせで覚えることができても
それだけで終わらせるのもあまりよくありません。
あくまで、覚えやすくするための手段であって
それの意味を分かっていないと非常にもったいないことになります。
さっきの元素記号の周期配列もそうですが
1族にはどんな特徴があって・・・・、など
その周期表の配列の意味合いや、それぞれの元素の特徴もとらえていないと
応用問題や実力問題では太刀打ちできません。
何が大切なのかは見失わずに
便利なことはどんどん取り入れていくということを考えながらやると
少しは、勉強も楽しくなってくるのではないかと思います。