誰だって、勉強は楽しくないもの
そういうイメージがあると思います。
毎日勉強なんて、無理だという子もいると思います。
積み上げの重要性に気づくのは
テスト前か、受験前か、就職前か、社会人になってからか
そのくらい後になってからでしょう。
なぜ気乗りしないのか。
それは、できなくてつまらないから。
というファクターが考えられます。
例えば、
子供から大人まで大好きなゲームは
スモールステップによりその世界に引き込まれます。
最初は簡単なステージが用意されていて
ザコい敵しか出てこなくて
ゴールしやすくなっています。
ゴールすると達成感があり、
次のステージもやりたくなり
結果おもしろい！！
ということにつながります。
ゲームは楽しいと思わせるファクターがいっぱい詰まっていて
よく考えて作りこまれています。
しかし、そんな楽しいゲームも
スモールステップ抜きにして
いきなり最強の敵が現れたらどうでしょうか。
マリオ面白そうだからはじめてみよう！
と、わくわくしながら
電源を入れていざプレイしてみて
いきなり火を噴くクッパがあらわれて
２秒で倒されたらどうでしょうか？
何回も何回もやっても
最初だから操作方法やコンビネーションがわからずに
わけわからないまま倒されたら
あんなに楽しみだったのに
このギャップに
きっと、こうおもうでしょう。
え、くそつまんなっ
だがしかし、そこで親に言われるわけです。
せっかくかったのになんでもうやらないの！
そして、無理やりゲームをやらされたら
たぶんその子はゲームが嫌いになるでしょう。
まぁ、ゲームを率先してやらせるご家庭は少ないかもしれないですが
ようは、わからなくてできないものをやってもつまらないし
強要されるともっとつまらなくなります。
これはめちゃくちゃ悪循環で
なかなか思うように上達もしません。
勉強の場合はここで、
将来どうするの！
これじゃいける高校ないよ！
など、実感のわかない未知の恐怖感をあおられるかもしれません。
僕はゲームをほとんどやらないのですが
もしマリオが将来役に立つからという理由で
親に毎日強要されたら
たしかに嫌になります。
しかも、いきなりクッパ出てきたら勝てないですし、、、（笑）
しかし、マリオが普通に最初はめちゃくちゃ簡単なステージで
最初は移動すればゴール
次はジャンプできればゴール
次はちょっとノコノコが出てきて、、、
みたいに、スモールステップを取り入れたものだとしたら
クリアしていく達成感があり
周りからはすごいじゃんと言われ
自己肯定感が増し
たぶん、僕はマリオが大好きになると思います。
勉強も本来は、わかっていけば
楽しくはないかもしれないですが、今よりももっと取り組みやすくなると思います。
例えば、
九九が苦手な子に
一気に言わせようとすると嫌な顔をするかもしれないですが
５の段だけ言ってみてと
細分化してスモールステップを踏んでもらうことで
ほかの段も率先していってくれる確率が高くなるのではないでしょうか。
つまり、勉強に行き詰って
もうわけわからんと思っている子ほど
できるという体験をどれだけ小さくてもいいから
経験することが
重要なんじゃないかと思います。
将来の重要性というよくわからないもので説得するよりも
すっと効果的かと思います。
小学生から、中学生になるときに
不安や楽しみや期待感やわくわくやそわそわ
いろんな感情が湧き出ると思います。
そんな感情が、勉強についていけなくて
絶望しかのこらなくなるのはとてももったいないです。
僕たち指導者も
「やらせる」ということはせず
「やってみたい」
とおもわせられるような指導じゃないと
その場しのぎで終わってしまって
あと伸びは絶対来ないものになってしまいます。
勉強は、もっと楽しめるものですので
みんなにそうなってもらいたいですね。
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