最近ニュースで親ガチャという言葉が出てきているのを見ました。
スマホゲームなんかでよく出てくる
回してみないと何が出てくるかわからない、
そして、レアなものが出ればザコなものもでるというもの。
それになぞらえて、親ガチャというのは
子供からすると、親を選べないという冗談交じりなのかわからないですが
なんとも、ネガティブな言葉だなぁと思います。
たしかに、東京大学が実施している「学生生活実態調査」によると
学力と親の収入は相関関係があることは前から知られています。
考えてみればそうですよね。
高いお金をつぎ込めばいくらでもいい環境で勉強することはできます。
勉強はめんどうくさい印象があるので
極力やりやすい環境に身を置いた方がはかどりますよね。
子供がいい大学に入れば
収入が高い企業に入れる可能性が高くなるので
はたから見れば幸せな人生を送っているような印象も受けると思います。
しかし、決してそうではない人もいるのです。
東大で開かれた催しに参加した人のお話で
そこには、ひときわ目立つファッションで
終始小刻みに震えていながら
何かにおびえている女性が座っていました。
「体調が悪いのかな?」
と思っていると、その人を知る人が
彼女の境遇を教えてくれました。
「彼女は、ずっと子供のころから母親に勉強しなさいと厳しく育てられてきたようです。そして、東大に無事はいることができたのですが、お互いに勉強以外で共通点がなかったので親子の会話が消滅してしまったそうなんです。それで、心身を病んでしまったようなんですよね。」
こんな子が、東大には多くいるらしいです。
ほかには、
「実家が超大金持ちの同級生がいました。それで、息子は東大生だから普通に考えれば、だれもがうらやむ超エリートコースまっしぐらじゃないですか。しかし、聞くところによれば小さいころから父親にボコボコにされながら勉強してきたようなのです。結果、自分でなにかを考えて行動することができなかったようで、大学でどの授業をとればいいのか履修申告が自分ではできなかったようです。」
そういう子はごく少数化と思いますが、実際にこういう子がいることは確かです。
まぁ確かに、これを聞くと親ガチャと言われてもしょうがないのかなと思ったりもします。
周りと比較しても、実際その人の立場になってみないと
本当に幸せなのかどうかはわかりません。
なので、周りと比べて落ち込んでいるだけ無駄なのです。
いい意味でも悪い意味でも、親を選ぶことはできません。
僕もまだ、子供はいません。
子育てがどんなものなのかとか、
本をめちゃくちゃ読んだり、経験談を聞いたりすることしかできていないので
その大変さはまだわかりません。
ただ、こういうこともあるのだということを意識して
僕がいつか親になった時に「親ガチャ失敗」
と言われないように
自信をもって、俺は親ガチャのレアカードだ!
と胸張って言えるくらいの親になりたいですね。
それと、勉強ですが
やっぱり過剰に無理強いしてやらせるものではないんだなぁと
強く思います。
子供がのびのびできる環境を作らないと
本当に、勉強しかできない子供になってしまいます。
勉強して成績を上げるために
何をどうしてどうすればいいのか
試行錯誤する過程もセットで勉強するメリットがあるのです。
そりゃ、多少の強制力は必要だと思います。
何もない状態で自分で追い込んで頑張れる人は
ごく少数だと思います。
ですが、強制しすぎも良くないですよね。
暴力でしかコントロールできないのは
指導者としてレベルの低い人になってしまいます。
その子にあったモチベーションの高め方など
絶対にあるはずなんです。
Ssss